50代の朝食、正直なところを話します──「体にいい朝ごはん」より先に気づいたこと

体と健康

50代になってから、朝がちょっとしんどくなった。

起きること自体は問題ないんですが、食欲がわかないんですよね。特に夏場や、前の夜に食べすぎた翌朝は「もう少し経ってから食べようかな」という気分になる。20代のころは、朝から普通にご飯を食べていたのに、いつの間にか「朝食って面倒だな」と思うようになっていました。

たぶん、同世代の人の中にも似たような感覚を持っている人がいるんじゃないかと思います。「朝食は大切」ってわかってる。でも食べたくない日もある。そのモヤモヤを、今日は正直に話してみようと思います。🍚


朝、食欲がなくなってきた。それって老化なのか

夜が遅くなった、食事量が増えた、どっちも心当たりがある

「食欲がない朝」が続いたとき、最初は体の不調かと思いました。でもよく考えてみると、原因はわりと単純でした。

夕食の時間が遅くなっていたんです。仕事が遅くなると21時を過ぎて食べることも多く、それでいつもと同じ量を食べていたら、朝になっても胃が重い。要するに「消化が追いついていない」だけで、老化とか体の異常とかじゃなかった。

それとは別に、50代になると消化機能そのものが落ちてくるという話もあります。若いころと同じペースで食べていると、胃腸への負担が積み重なる。だから朝の食欲低下は「体からのサイン」でもあるんですよね。ただそのサインを「じゃあ食べなくていいや」と解釈すると、それはまた別の問題になってくるわけで。

「食欲ない朝」を放置していた数か月間の話

正直に言うと、2年ほど前、朝食をまるまる抜いていた時期が3か月ほどありました。「食べたくないし、昼にしっかり食べればいいか」という理屈で。

結果どうだったかというと、午前中の集中力がガクっと落ちました。10時ごろになると頭がぼんやりして、会議でも「あれ、さっき何の話してたっけ」ということが増えた気がする(苦笑  それと、昼食を食べすぎるようになって、午後に眠くなる、という悪循環にハマりました。

「朝食は大切」と言われ続けてきた言葉の意味を、体で理解した感じでしたね。


50代の朝食、なぜ重要性が増すのか

睡眠中に失われるたんぱく質──筋肉と体内時計の話

寝ている間、体はじっとしているように見えて、実はかなり働いています。細胞の修復や代謝が行われ、その過程でたんぱく質が消費される。起きたとき、体は「燃料切れ」の状態に近くなっているんですよね。

ここで朝食をとらずにいると、筋肉を分解してエネルギーを補おうとします。50代は筋肉量が落ちやすいタイミングなので、この「朝の筋肉消費」はできるだけ避けたい。朝にたんぱく質を補給することが、筋肉維持のうえで想像以上に重要だというのは、いくつかの資料を読んで知りました。

それと、体内時計の話も面白くて。朝食をとること自体が「今日が始まった」という体へのシグナルになるらしいんです。リズムが整うと、日中の代謝も上がりやすくなる。逆に言うと、朝食を抜くと「体の中の時計がずれたまま動き続ける」ような状態になるそうで。なんとなく「調子が出ない日」が続くとしたら、もしかしてそこが原因かもしれません。

朝食を抜くと昼に暴走する、という実感

さっき話した「朝食抜きの3か月」を振り返ると、昼食の量が明らかに増えていました。「空腹だから仕方ない」という感覚なんですが、血糖値の観点から見ると危ない食べ方らしい。空腹のまま一気に食べると血糖値が急上昇して、余分なエネルギーが脂肪として蓄積されやすくなるんだそうです。

健康診断で血糖値の数値が少し上がってきていた時期と、まさに朝食を抜いていた時期が重なっていて、「あ、これか」と思いました。相関関係があるとは言い切れないですが、自分の体感としては納得感がある話です。


「朝は納豆とご飯」に落ち着くまでの試行錯誤

プロテインも試した、スムージーも試した

「朝食が大切」と気づいてから、しばらくの間、いろいろ試しました。

まずプロテインドリンク。手軽だし栄養もとれるし悪くはないんですが、なんか「食べた感じがしない」んですよね。喉を通るだけで、満足感が続かない。2時間後にはもう「小腹がすいた」状態になっていて、結局間食してしまう。

次に野菜スムージー。これもしばらく続けました。でも準備が地味に面倒で、ミキサーを洗う手間がストレスになってきた。あと冬は体が冷える感じがして、続けられなかった。

「栄養的に優れたもの」って、続かないんですよね。自分の場合は。🥤

結局シンプルな和食に戻ってきた理由

試行錯誤の末にたどり着いたのが、「ご飯+納豆+味噌汁」というシンプルな朝食でした。特に新しいものでも何でもない、昔ながらの和食です。

なぜこれが続いているかというと、考えなくていいから。納豆を冷蔵庫から出して、昨夜の味噌汁を温めて、ご飯をよそう。慣れれば5分もかからない。朝のぼんやりした頭でも自動的にできます。

それと、食後の満足感がちゃんとある。たんぱく質(納豆・卵)と炭水化物(ご飯)の組み合わせが、体の中でうまく機能している感じがする。妻に「毎朝同じの食べてて飽きないの?」と聞かれますが、正直飽きてないんですよね。これが不思議で。


50代の朝食に本当に必要なもの──体験から整理してみた

たんぱく質は意識しないとすぐ足りなくなる

栄養のことをあれこれ調べていくと、50代で特に意識したいのはたんぱく質だというのがわかってきました。筋肉の維持、免疫力の維持、代謝のサポートと、たんぱく質はかなり多くの役割を担っています。

問題は、意識しないと朝食だけではなかなか足りないこと。目安として、朝の一食で15〜20g程度のたんぱく質が理想とされています。卵1個で約6g、納豆1パックで約7g、豆腐半丁で約5g。組み合わせれば十分届く量ですが、「トーストだけ」「コーヒーだけ」では全然足りない。

「そういえば朝はパンだけだったな」という人は、そこに卵かヨーグルトを一品足すだけで、ずいぶん変わってくると思います。大きな改革をしなくていい。ひとつ足すだけ

「食べる量」より「食べる時間」が変わると体が変わった

朝食の内容を整えていく中で、もうひとつ気づいたことがあります。食べる「時間」が大事だということ。

以前は起床後1時間以上経ってから食べることが多かったんですが、起きてわりとすぐ(30分以内くらい)に食べるようにしたら、なんとなく体の動き出しが早くなった気がする。これが体内時計のリセット効果なのかどうかはわかりませんが、「朝の頭のぼんやり時間」が短くなった実感はあります。

科学的な根拠を語れるほど詳しくはないですが、体感として「起きてすぐ食べる」は悪くない習慣だと感じています。🌅


朝食を整えたら、1日のどこが変わったか

午後の眠気が少し変わった話

劇的な変化、というわけではないんですが、午後の眠気が「前より少し楽になった」感じはあります。

以前は13時〜14時ごろに強烈な眠気が来て、それをコーヒーで誤魔化していました。今もゼロではないですが、あの「我慢できない眠さ」は減った気がする。朝食の内容が変わったから、なのか、朝食の習慣が整ったことで全体の生活リズムが少し変わったからなのか、はっきりはわかりません。でも何かが変わっているのは確かで、悪い変化ではないので続けています。

夜の間食が減った──これが一番意外だった

朝食を整えた結果で、一番「え、これも変わるの?」と思ったのが夜の間食です。

以前は21時ごろ、テレビを見ながらお菓子を食べることが多かった。でも朝食をしっかりとる習慣がついてから、なぜか夜の「何か食べたい」という衝動が弱くなりました。

たぶん、1日の食事のリズムが整うと、「次の食事まで待てる体」になるんだと思います。朝→昼→夜という流れがちゃんと機能すると、夜に「足りない感」がなくなる。間食が減ったことで体重も少し安定してきた感覚があって、これは朝食改善の副産物として嬉しかったです。


「完璧な朝食」を目指さなくていい──今の自分に合う落としどころ

毎日同じでいい、考えなくていい

朝食に関する情報って、正直多すぎると思います。「この食材がいい」「この組み合わせがいい」「食べる順番が大事」……全部取り入れようとしたら、朝食の準備が宿題みたいになってしまう。

続けることのほうが大事だと、今は思っています。毎日同じ朝食でいい。むしろ固定化することで「考えるエネルギー」を節約できる。朝は脳もエネルギーも起きていないので、選択肢がないほうが動けます。

「飽きないか」より「続けられるか」。これが50代の朝食選びで一番大切なことかもしれません。

まず「何かひとつ足す」から始める

もし今、朝食をあまり食べていないとしたら、いきなり全部変えなくていいと思います。「完璧な朝食」を作ろうとすると、かえって続かなくなる。

まずひとつ、足してみる。コーヒーだけの朝なら、そこに卵一個追加してみる。トーストだけなら、冷蔵庫から納豆を出してみる。それだけでたんぱく質の量はずいぶん変わります。

小さく始めて、続けられたら少しずつ整えていく。焦らなくていい。今日できることからでいいんです。🍳


まとめ

50代の朝食をめぐる自分の試行錯誤を振り返ると、「正しい朝食」を目指して迷走した時期と、「とりあえず続けられるもの」に落ち着いた今では、気持ちの楽さが全然違います。

朝食の大切さは、若いころから言われてきたことです。でも50代になって改めて実感するのは、「何を食べるか」と同じくらい「食べる習慣を持つこと」そのものが体に効いているということ。

まずはひとつ足すところから。焦らず、でも今日から少しだけ意識してみてもらえたら、と思います。


次回予告

次回は、50代になってから「食後の過ごし方」を変えてみたら体が少し変わった、という話を書こうと思います。

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